【惑星紹介】ムスタファー
エピソード3『シスの復讐』に登場する、火山と燃え滾るマグマの泉が広がる地獄のような惑星である。
アウターリムに存在する出来て間もない星で、地表のほとんどは活火山で覆われている。
ムスタファーはガス状惑星のジェストファッドとレフラーニに挟まれていて、この2つの惑星から発せられる強力な引力によって不安定な軌道を維持している。
この相反する引力は惑星を引き裂くようにストレスを与え続けていて、この引力が産む潮流はムスタファーの核を加熱させる。
結果的に惑星全体におよぶ地殻変動を発生させ、周辺一帯に天然の妨害フィールドのような地形を形成し、地獄のような景観を作り出している。
火山灰が地表に舞い、文字通り地獄の様な自然環境を呈している惑星だが、ムスタファーは多様な生態系を生み出しており、その中には知覚種族も存在している。
その一つであるムスタファーリアンという種族はムスタファー・ラーバ・フリーという体高4メートル程の大型節足動物に乗り、灼熱の大地を移動していた。
独立星系連合に参加したテクノ・ユニオンの偵察隊は、ムスタファーの溶岩とマントルにこの惑星固有の鉱物であるマーカナイトの同素体が含まれていることを発見した。
テクノ・ユニオンは協定を結びムスタファーリアンに防護服等の基本的な外界の道具を提供した。
その見返りとしてテクノ・ユニオンはムスタファーリアンに巨大な鉱物採集工場を作らせたのだった。
終戦直前、ダース・シディアスの命令によりヌート・ガンレイら独立星系連合のリーダーがこの工場に集められ、ダース・ベイダーの手によって皆殺しにされた。
その後に、オビ=ワンとダース・ベイダー決戦の場となる。
テクノ・ユニオンが帝国による国営企業となる頃、ムスタファーの存在は薄れ、いつの間にか忘れさられてしまった。
しかし、銀河帝国の初期の時代、逃亡していた分離主義者のジオノーシアン、ガイザー・デルソーがムスタファーに潜伏しており、地獄のようなこの惑星はストームトルーパーたちによる襲撃を受けることになる。